オフェンス時に「攻めるためのスペースをあける」という考えはあるか??

お久しぶりです。

kouです。

前回はうまい体の使い方を使ったドリブルの記事を上げる予定でしたが、しばらくバスケできなくなりそうなので

考え方の記事が続くかもしれません…

 

今日はちょっと難しい記事ですが、これが理解できると「オフェンスがめちゃめちゃ楽」になります。

 

 

1. オフェンス中に足を止めるな!!さて、これは正しいでしょうか?

僕は中学時代、高校時代にはかなり言われてました。

皆さんはどう思いますか??

 

 

僕の回答は、「半分正しくて、半分間違っている」ですね。

どのチームも監督からメンバーに「足を止めるな!!動け!!」というんですが、その背景には様々な考えがあるんですよ。

 

もちろんコーチ時代は僕も大声で言ってましたが、ミニバスからずっとやってきた子でないかぎり、中学や高校ではどのチームもかなりの確率でオフェンス時には足が止まります。

もちろん疲れもあるでしょうし、どこに動けばいいかわからないという理由が大きな理由を占めます。

 

ただし、「どこに動けばいいかわからない」「疲れた」この理由で動きを止めるのは、実はバスケのオフェンスとしては「最悪」です。

 

で、コーチも足が止まる大多数の理由が「疲れている」「何をしていいかわからない」というのは知っているので、最悪な足の止め方をされるよりはまだマシなので、

とにかく「動け!!」という指示を出して、クセをつけて、その場で止まることをとりあえず回避させようとします。

 

で、その場で止まらないようになってくると試合に出れるようになるのですが、次の壁にぶち当たります。

 

もちろん、足が止まるよりは動いている方がいいのですが、あるレベルに達するとオフェンスが機能しなくなります。

この段階に達したら、「ある目的のためにあえて動かない」ことが正解になることがよく出てきます。

 

それが今日の記事のタイトルでもある、「スペースをあける」という考え方です。

 

 

2. 強豪高校の相手チームのコーチが大声で「動くな!!!」と指示をしているのを聞いた高校時代

僕が高校時代の頃、2年の終わりに、東京都でも比較的強豪の都立高校が集まってリーグ戦形式で練習試合をしたことがあります。

その中の1試合で、相手チームのコーチが「動くな!」とオフェンス中に叫んだことがあります。

まぁ試合自体は40点差くらいつけられて、ボロボロだったのですが、その時の僕は「とにかく動く=素晴らしい」と思い込んでいたのでけっこう衝撃的でした。

 

つまり、「オフェンス時にあえて動かないこと」が最適な動きとなる場合があるということです。

 

あえて動かないことでいったい何をしたいのか?

それは「攻めるためのスペースを空ける」ためです。
 

では、これから「攻めるためのスペースを空ける」とは、何かを説明します。

 

3. 攻めるためのスペースを空けるとは?

一番初歩的なパターンは1-2-2のオフェンスを例にして、見てみます。

 

 

まず、スペースを空けられていないダメな例を見てみましょう。

 

 

次に、いい例を見てみましょう。

つまり、攻めるためのスペースを空けるとは、

 

オフェンスプレイヤーがお互いに大きく距離を取ったり、ハイポストやローポストなどのオフェンスに有利なポジションを「広く」空けておくことです。

 

ではなぜこんなことをする必要があるのでしょうか?

これから疲れて立っているだけのプレイヤーが起こす3つの悲劇をお見せしましょう。

ちなみにこれは一番わかりやすい例を3つあげているだけなので、本当の試合なら悲劇はさらに積み上がります。

 

 

1. 味方のドリブル突破のチャンスをなくします!(=味方を活かせない!)

 

2. ポストプレイヤーがハイポストでボールをもらえなくなります!(=自分たちのオフェンスチャンスを自分が潰してしまう!)

 

3. ローポストプレイヤーにダブルチームさせる余裕を与えてしまう(=味方にミスをさせてしまう!)

いかがでしょう?

動かないでスペースを潰してしまうだけで、オフェンスチャンスを3つ、相手のトラップディフェンスに引っかかったわけでもなく、「自分自身で」潰してしまうのです。

なので、この記事を見た人は、今後「這ってでも」動くようにしてください。

 

動いてスペースを空けることの重要性が伝われば、幸いです。

 

逆に動いてスペースを空けると、悲劇とは逆の「希望に満ちた世界」が見えてきます。

なお、こちらも先ほど同様に簡単な例をあげているだけで、いいことは加速的に積み上がって行きます。

 

1. 味方がドリブルで突破できるスペースが生まれる

 

2. ポストプレイヤーのオフェンスチャンスが増える

 

どうでしょう?

いいことづくめですね。

今まではボールを持っていないプレイヤーの目線でしたが、もちろんボールマン自身も積極的にスペースを広げることをお勧めします。

中学生、高校生のプレイヤーの多くは3ポイントラインの周辺でボールをもらいますが、BリーグやNBAでは、ドリブルを始めるときは3Pラインの3~4歩後ろからドリブルを始めます。

 

さて、ここまでくれば、なぜ僕の高校時代の強豪チームのコーチが動くな!と指示したのか、感のいいあなたならわかりましたよね?

そうです。わざわざ空けたスペースに近づいて、潰してしまったんですね。

 

焦ってボールをもらいに行こうとして…

さらに自分で自分たちを追い込んでしまったんですね。

もちろんウィングマンが激しいプレッシャーを受けた場合にはもらいに行くべきですが、

この状況では、ウィングマンがポストにパスを入れるか自分で突破するまでもらいに行かず、なおかつ自分のディフェンスがハイポストをケアできないように

逆サイドのハーフライン近くにいくのがいいと思います。

 

 

4. まとめ

攻めるためのスペースを空けるとは

○ オフェンスプレイヤー同士が広くポジションすることで、ディフェンスがカバーに行きにくくさせる

○ オフェンスに有利な場所をあえて空けておくことで、どのプレイヤーでも有利なポジションに入れるようにしておく

ことを言います。

 

スペースの重要性を理解してくれたら、あとは実際にコートで表現します。

最終的にみんなに身につけてもらいたいのは、Lv10の考え方です。

(数字自体にあまり意味はありません笑)

 

Lv10. スペースを空けるために動いたり、あえて動かなかったりする

=>最も良い考え方(=強豪チームのプレイヤーの考え方)。常に味方とのスペースを意識して、動き出す、あるいは動かないタイミングを理解している。

高校生は夏のIHまでには身につけてほしい考え方。

すでに身についている人はさらに上のレベルとして、「相手チームを見ながら、どこで誰のためのスペースを生み出すのがベストか?」を考えてみてください。

 

 

Lv6. 常に動いて、ポジションを変えている

=>合格点。 ただ、これだけではチームプレイを壊す可能性があることを説明しました。

この状態のあなたがやるべきことは、基礎練習ではなくチームの戦術理解です。

コーチに「このプレイの目的は何か?」と言った質問をどんどんぶつけて、チームの作戦を理解しましょう。

 

Lv3. パスを出すと動きが止まる。まだまだ練習不足!

=>まず、パス&ランを身につける。歩いてでもいいのでまずポジションを移動することを意識してください。

それこそ無意識にポジションを変えようとするくらいまで身体に染み込ませる必要があります。